こんにちは、maaです。
環境が変わって1ヶ月、GW明けのこの時期は毎年恒例のように五月病が蔓延しますね。
私はというと、ほぼ環境が変わっていないはずなのになんだかダルい…もはや5月に限ったことじゃなく、年中五月病です。
そんな心身共に疲れた時…特にココロが疲れた時には、時間を取ってお茶と和菓子をいただけるお店に行くようにしています。
以前にも書きましたが、和の独特な空間はからだとココロをリセット、「無」にしてくれるんですよね。
さて、今回は以前「茶論」の記事で紹介した奈良が誇る和菓子店「萬御菓子誂處 樫舎(以下、樫舎)」をご紹介します。

樫舎(かしや)

近鉄奈良駅から南の方向に10分ほど歩いた場所にある、古風な日本家屋で営む和菓子屋さん。
奈良の和菓子店といえば真っ先に名前が出てくるほど有名で、地域に浸透しています。
古風な建物でめちゃくちゃ老舗感が出ていますが、創業はなんとまさかの2008年。
思ったよりはるかに新しい。人もお店も見かけによりませんね。
ただ、古ければ古いほど良いという訳ではありません。
現に新しくてもこれだけ地域に浸透しているということは、実力があるという証明でもあります。
魅力的な和スイーツ
樫舎はテイクアウトのお客様が多いですが、2階に喫茶スペースがあり、そこで和スイーツを楽しむことができます。
ここでは、樫舎の魅力的な和スイーツをご紹介します。
ぜんざい

カラフルなお餅が可愛い、樫舎オリジナルのぜんざいです。
お餅は柔らかいけれどしっかり弾力があり、食べごたえ抜群!
小豆の香りがしっかりと立った上品な甘さのおしるこがひたひたに染み込んで、絶妙な柔らかさに大変身。
ぜんざいって小豆とお餅の掛け算で、お互いが引き立て合うことであの味になって美味しくなるんですよね。
冬のスイーツというイメージがありますが、クーラーでキンキンに冷えた空間で温かいぜんざいを食べるのは本当に美味しいからオススメします。
わかりやすく言えば、冬のアイス的な感覚です。
さぁこれを読んだあなた!この夏は冷えた部屋でぜんざい食べてくださいね(圧
ちなみに数量限定なので、ぜんざいを食べたい時は早めの時間帯に行くのがおすすめです。
季節の生菓子とお茶

上生菓子は和菓子店の顔とも言える要の商品です。
美味しいと評判の和菓子店の生菓子はほぼ間違いないクオリティなので、まずはオーダーするのをおすすめします。
旬の食材を使い、季節感を盛り込んだとびっきりの一品をいただけますよ。
写真はこれから暑くなる季節にピッタリな葛餅です。
ぷるんとした食感とサッパリとした風味の中に、葛粉の香りと優しい甘さを感じる上品な味わいです。
旨味と芳醇な香りが美味しいお茶と一緒にいただいてくださいね。

お茶菓子のセットには、上の写真のような小さな干菓子も付いてきます。
失礼ながらこれまで干菓子に注目したことはなかったのですが、これが本当に美味しくてクセになる美味しさでした。
甘さと口当たりが絶妙なんですよね。
樫舎さんの干菓子を食べてから印象がガラリと変わり、干菓子の美味しさに注目するようになりました。
脇役的な位置づけですが、ぜひ干菓子にも注目して食べてみてくださいね!
雰囲気

1階と2階の間は階段で繋がっていて扉もないため、1階での接客の声などは聞こえますが、日本家屋独特の静かさや良い意味で張りつめた空気感があります。
なんでしょうね、和室特有の澄んだ空気感というか、程よい緊張感というか。
茶論の時と同じように、胸につっかえていたいろいろな感情がストンと綺麗に落ちて、無になるような感覚になります。
日常とは違う時間軸の中で、無心で和菓子とお茶の味を嗜みながら、自分だけの時間を楽しめます。
素朴な雰囲気と適度な緊張感で、少し特別感がある雰囲気です。
総評
実際に足を運んで確かめた結果を、味や雰囲気などの項目別に☆でまとめてみました。
項目 | 評価 |
美味しさ | |
利便性 | |
雰囲気 | |
1人での利用のしやすさ |
美味しさ、雰囲気、1人での利用のしやすさは言うことがないので星5つです。
利便性については、近鉄奈良駅から少し歩くこと、また2階の喫茶スペースへ続く階段が急なので足元が不安な方には不便ということもあり、星4つにしています。
ただ、営業時間が長くて無休なので満席でなければ利用しやすいかと思います。
クオリティの高い和菓子を洗練された空間で味わうという、至福の体験ができるお店です。
奈良公園の近くなので、観光がてらにふらっと寄ってみてくださいね。
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