【奈良】みやけ 旧鴻池邸表屋～歴史ある日本家屋で、季節を感じる和スイーツを～

初めての記事は、奈良にある和カフェ「みやけ　旧鴻池邸表屋」をご紹介します。

みやけ　旧鴻池邸表屋

「みやけ　旧鴻池邸表屋」（以下みやけ）は江戸時代から続く歴史的建造物で、かつては豪商の邸宅でした。

元々は大阪の今橋にありましたが、諸事情により撤去されることになってしまいました。

何とかこの立派な建物を残し、後世に伝えたいという思いから、三宅製餡株式会社の二代目社長が引き取り、奈良市鳥見町へと移したのが始まりです。

移転後、しばらくは資料館として営業していましたが、より多くの人にこの素晴らしい建造物に触れてもらいたいと考え、2009年11月に和菓子店とカフェとして生まれ変わり、今の形になりました。

現在では県内県外問わず多くの人が訪れる、奈良有数の人気カフェとなっています。

季節を感じる、バラエティ豊かな和スイーツ

みやけでは通年食べられるレギュラーメニューに加え、季節の食材を使った期間限定のメニューもたくさん取り揃えています。

ここでは、個人的にオススメなメニューをいくつかご紹介します。

抹茶パフェ

最高級の抹茶を使った、みやけの人気メニュー「抹茶パフェ」。

抹茶の芳醇な香りとほろ苦さ、そしてほんのりとした甘みを楽しめる贅沢な一品です。

小倉あんや白玉だんごとのバランスも絶妙で、あっという間に食べきってしまう美味しさ！

抹茶の風味で、毎日の疲れを癒しましょう♡

生どら焼き

みやけの看板商品「どら焼き」をゆっくりとお店でいただくのもオススメです。

中のあんはクリーム状になっているので、とってもなめらか！口に入れた瞬間、とろけるような柔らかさと優しい甘さがふわ～っと広がります。

生地は香ばしく、ほんの少しほろ苦さを含んだ深みのある味わいです。

軽やかなクリームとコクのある生地の組み合わせがより美味しさを引き立てています。

あんの種類は抹茶、あずき、きな粉の3つから選べます。その日の気分によってフレーバーを変えられるのも嬉しいですね♪

伝統の味を感じながら、時間を忘れてほっこり過ごすのもいいですね。

おいもパフェ

毎年9月～10月ぐらいに発売される、期間・数量限定のレアメニューです。

とっても人気で、土曜日や祝日は開店2時間程で売り切れてしまうことも…。

ちなみに私は今年、2回売り切れと言われ3回目でようやくいただくことができました(笑)

パフェはおいもを贅沢に使っていて、さつまいもの美味しいところを余すところなくいただけます。

余計な味がせず、サツマイモそのものの甘さや風味を最大限に活かしたアイスや芋あん、ムースは絶品です！

白玉だんごやほうじ茶ゼリーが加わることで全体が引き締められ、スッキリとした後味に仕上がっています。

おいもの美味しいところを活かしながら、スイーツとして完璧に仕上げたおいもパフェは苦労してでも食べたい一品です。

渋皮マロンパフェ

毎年10月～11月ぐらいに発売する期間限定パフェ。

秋になるとこのパフェを目当てに伺っていて、今年5年連続記録を達成しました(笑)

渋皮のマロンクリームはとにかく栗の風味がこれでもか！という程感じられます。

こっくりとした甘さと一緒に、渋皮に含まれる旨味も感じられるのが素晴らしいですね。

マロンクリームだけでなく、ダイスカットされた栗や栗の実そのものも入っていて、まさに栗づくし！

栗を味わい尽くす、栗好きにはたまらないマロンパフェです♡

雰囲気

歴史ある日本家屋ということもあり、比較的静かでゆったりと過ごしやすいのが特徴です。

全体的に年齢層も高めで、落ち着いた雰囲気で1人で過ごすには最高の環境だという印象でした。

ただ、夏季にはかき氷を提供しており、それ目当てで訪れる人が多いため、かき氷の提供期間中は混雑しやすいので注意が必要です。

もし可能であれば、夏季以外の平日に訪れるのをオススメします。

総評

実際に足を運んで確かめた結果を、味や雰囲気などの項目別に☆でまとめてみました。

美味しさ、雰囲気は文句なしの星5つです！

利便性に関しては、最寄駅が快速電車が止まらないことと駅から少し遠いところ（上り坂あり）を踏まえ、3.5にしています。

1人での利用のしやすさは基本的に5ですが、混雑時はゆっくり過ごしづらいため4.5にしています。

総合的に見て、味も雰囲気も文句なしの名店でした！

美味しい和スイーツを楽しみながら、ゆったりと過ごして日々の疲れを癒しましょう♪