【大阪】丸福珈琲店~昭和初期から続く、伝統あるレトロ喫茶。自慢のコーヒーと一緒に、昔懐かしいホットケーキやプリンアラモードを~

こんにちは、maaです。

最近は本当にオシャレなカフェが増えましたね!

次々と出店しているので、情報を見つける度に足を運んでいますが、結構斬新なスタイルやメニューを目にすることが多く、新しい発見があります。

一方、どこかでちょっと懐かしくて昔を思い出すようなお店にも行きたいという気持ちが芽生えるんですよね。

最近は忙しいからか、ホっと一息つきたくて、昭和レトロな喫茶に足を運ぶことが増えました。

以前ご紹介した「濱田屋」さんも1968年創業と長い歴史がありますが、今回ご紹介するお店はそれよりも長い歴史のあるお店です。

本店が大阪の中心地にあり、知名度も高いので皆さまご存じかもしれませんが、このブログで新たな魅力をお伝えできればと思います。

目次

丸福珈琲店

大阪・日本橋に本店を構える丸福珈琲店は1934年、昭和9年に誕生した喫茶店です。

1934年というと、2025年時点で創業91年となります。すごい歴史ですね!

中学の社会科で習った「二・二六事件」が1936年ですので、その2年前にできたということです。

今では当たり前にコーヒー文化が浸透していますが、当時はハイカラな飲み物で喫茶店の数も少ない時代でした。

大阪の地にコーヒーを広めるために研究を重ね、当時一番栄えていた新世界にお店を構えます。

それから、第二次世界大戦という大変な時代を乗り越えた後に現在の千日前にお店を移し、現在まで多くの人の心を満たしてきました。

丸福のコーヒー

丸福のコーヒーはとっても濃厚で、他のお店と比べても倍ぐらい濃いという印象です。

圧倒的に苦みが強いのですが、どこかフルーティーな風味が香るのが特徴。

豆の本来の香りを活かしながら、昔ながらの苦味の強い味を守り続けているなと感じました。

個人的に、ほんのり香るフルーティーな香りがアロマを感じさせて美味しいなと感じました。

この味を昭和初期に提供していたと考えると、かなりハイカラですね!

研究を重ねて誕生した味

昭和初期、海外から輸入された抽出器具や焙煎豆はそのままだと日本人の舌に合わないということで、創業者は研究を重ね、オリジナルの器具や焙煎豆を作り上げました。

現在もその意志は受け継がれ、ブレンドに適した豆を何種類も買い付け、不要な部分を取り除いて磨きをかけ、常に美味しいコーヒーになるように工夫されています。

また、抽出作業も誰でもできるという訳ではなく、技術を認められた職人さんだけができるというこだわりぶり。

その日の気温や湿度などのコンディションを見ながら、少しずつ調整を加えているのだそう。

美味しいコーヒーには、こんなにもこだわりが詰まっていたのですね。

丸福の美味しいコーヒーを家でも手軽に楽しみたい!という方は、こちらを頼んでみてはいかがでしょうか。

ホットでも美味しいですが、抽出で気を付けることが多いので、自信がない方にはアイスがオススメです。

(実際、私も美味しいコーヒーを淹れられる自信がないので…)

手軽にお店の本格的な味を楽しみましょう!


コーヒーに込められた想い

丸福のコーヒーに添えられている砂糖は、昔ながらの懐かしい角砂糖です。

一見何の変哲もないように思えるますが、この習慣には強い想いが隠されています。

第二次世界大戦の最中、人々は十分な食糧がなく、栄養を摂ることができませんでした。

そんな中、お店に来た子連れのお客さんがコーヒーを頼んだ時に、角砂糖を子どもの口に運び、子どもが喜んでいるという場面を見て、心が温まったそう。

そんな家族の思い出を大切にしたいと、戦後80 年以上経った今でも角砂糖を提供しています。

いつの時代も、人が人を想う気持ちは変わらないのですね。

このエピソードを知り、今こうして満足にご飯を食べられる、安心しながらコーヒーを飲める環境に感謝しようと強く思いました。

コーヒーに合う、おすすめのメニュー

丸福の苦味が強い濃厚なコーヒーにピッタリの、美味しいフードメニューをご紹介します。

一緒に食べることで、それぞれの美味しさが引き立ちますよ!

プリンアラモード

プリンに色とりどりのフルーツとアイスが添えられた、子どもから大人まで憧れのスイーツ、プリンアラモード。

見ているだけでワクワクして、幸せな気持ちになれますね♡

たまごたっぷりでやや固めのレトロなプリンは、生クリームやフルーツとの相性抜群!

生クリームは全体をなめらかに、フルーツの甘酸っぱさはプリン生地そのものの風味をしっかり引き立てています。

冷たいアイスも良いアクセントになっています。

プリン単体でも美味しいですが、いろいろと添えることで見た目も味も一気に華やかになります。

プリンアラモードを食べたいけれど、なかなかお店に行く機会がないという方は、おうちで作ってみてはいかがでしょうか?

丸福珈琲オリジナルのプリンにフルーツやアイスを添えるだけ!

簡単に作れるので、ぜひ一度試してみてくださいね!


ホットケーキ

丸福の名物の1つでもあるホットケーキは、銅板で焼き上げる昔ながらのスタイルです。

オーダーを受けてから、時間をかけて1枚1枚丁寧に焼いているため、こんなにも綺麗な見た目になるんですね!

結構厚みがあり、外はカリっと中はホクホクで柔らか食感です。

程よい上品な甘さの生地がとっても優しく、バターやメープルシロップとの相性抜群♪

ボリュームがありながらも、何枚でも食べたくなる味です。

モーニングセット

平日の11:00まで限定で提供しているモーニングセットはかなりお得でおすすめです。

トーストとミニサンドイッチ、カリートーストの3種類から選ぶことができます。

どれも美味しいですが、特におすすめしたいのが、写真のミニサンドイッチです。

ミニと言っても、朝ごはんには十分なボリュームで大満足!

ドリンクと一緒でに頼んでも1,000円以内に収まり、お得感満載です。

サンドイッチにはハムとたまご、レタスが挟んでありとっても豪華!

それぞれの具材の量や味のバランスが絶妙で、爽やかな後味も美味しさの秘密です。

モーニングがある時間帯に伺った時は、ぜひ頼んでみてくださいね!

雰囲気

お店は歴史を感じさせるレトロな内装で、重厚感があります。

隣に他のお客さんが座っていたため写真は撮れなかったのですが、壁の棚にはアンティークな食器が飾られています。

内装も食器もレトロでとっても可愛いですよ!

日本橋という土地柄、海外からの観光客は多いですが、意外と年配の常連さんも多く訪れます。

普段あまり交わらない人たちが同じ空間にいて、少し不思議な感覚です。

こういった垣根のない場所ってなんか素敵ですよね。

国内外問わず観光客が多いお店ではありますが、独特のレトロで重厚感があるからか、思ったよりもずっと落ち着いた雰囲気です。

満席に近い状態の時でも、店内にはゆったりとした時間が流れていて、驚くほどくつろげます。

店員さんも慣れているのか、丁寧なサービスですが程よい距離感を保っていて、とても居心地が良いと感じました。

場所柄落ち着けないのではないかと思っている方は、心配しなくても大丈夫ですよ。

総評

実際に足を運んで確かめた結果を、味や雰囲気などの項目別に☆でまとめてみました。

美味しさについては、個人的にはもう少し点数が高いですが、昔ながらの素朴な味わいがどう受けるかというところで星4つにしています。

利便性、雰囲気、1人での利用のしやすさは満点です。

人気のお店なので混雑していることも多いですが、想像よりもはるかに過ごしやすいですよ。

時代の移り変わりを100年近く見守り続けてきたレトロ喫茶店。

実際にお店に行って、昭和初期の味や人々の想いを肌で感じてみてはいかがでしょうか。

忙しい毎日で見失いかけていた、大切なものが見えるかもしれません。

店舗情報

住所:大阪市中央区千日前1-9-1
アクセス:
   大阪メトロ日本橋駅 徒歩3分
   近鉄奈良線日本橋駅 徒歩3分
電話番号:06-6211-3474
定休日:1/1のみ
営業時間:8:00~23:00
予算:1,000円~2,000円
キャッシュレス決済:可
禁煙・喫煙:全席禁煙
駐車場:なし
公式HPなど:丸福珈琲店 Instagram
マップ:

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